職人.com通信

IMG_4787

2011年6月、スウェーデンからデンマークにバスで行く途中で、
ちょっとしたミスをしたようで乗り継ぎできなくなりそうでした。

そこで運転手とひと悶着している間に、
唯一声をかけてくれたのが現地に留学している中国人学生でした。

彼の助けもあり、まぁいいかという雰囲気になり、
もういい、乗れということで乗せてもらうことができました。

とても感謝し、その流れで話をしているうちに中国本土の話になりました。
スウェーデンにいるということで色々と本音も聞けるかなと
政府の情報規制などについてどう思うかと大胆にも尋ねました。

しまいには「中国共産党というのは」と私が雄弁にしゃべり出したところ、
彼が申し訳なさそうに発したのが、
「うん、そうだね。でも僕もその党員なんだ」という衝撃的な一言。

中国共産党は約9千万人の超巨大組織。
もはや一言では片付けられません。
平均的な国家よりずっと大きく、色々な人たちがいます。

初めて中国共産党員と分かった人としゃべった貴重な時間でしたが、
その彼はとてもナイスガイでした。
民主主義のお手本のような国に留学しているため、もちろん視野も広いでしょう。

中国には確かに不平等が存在するかもしれません。
中国共産党とその親戚、友達には様々な恩恵があるかもしれません。
しかし、そもそも不平等なのが社会というものではないかと思いました。

日本の政治家も二世、三世でないと影響力をうまく発揮できないこともあるでしょう。
もしかすると、皆、役割を演じている、または演じざるを得ないだけで、
中国共産党員には彼らなりの悩みがあるでしょうし、
本質的には全く変わらない同じ人間なんだなぁと少し思えた瞬間でした。

世界中で出会った中国人は私たち日本人と近い人たちでした。
いつも少し懐かしい味を提供してくれました。

国同士の付き合いにはややこしい問題もありますが、
そんなときはその国の料理に舌鼓を打って、
そうだ、美味しいものが大好きな同じ人間なんだと思い、
ゼロベースで向き合いたいですね。



i8

職人.comが営業活動で大事にしていることを書きたいと思います。

これは極意中の極意だと思っており、長らく秘密にしてきましたが、
日本の人口が減っていく中で、より多くのお客さんを海外にも獲得していかなければならない昨今、
何かのお役に立てるならと書かせていただきます。

たとえばこちらの素晴らしい鉄瓶。
それなりの金額がしますが、世の中で必要とされている方が多数いらっしゃいます。
まだ必要でないと思われている方に無理に売ろうとしてもなかなか買ってもらえませんし、
もし友達や親族に買ってもらえたとしても継続的な売上にはなりません。

営業の基本は「より多くの人と短い会話を交わす」です。
まだ買ってもらえる土壌にない方に時間をかけても、
非効率ですし相手にも迷惑がられます。

当店では一切売り込みをしません。
必要とされる方の目に触れる機会を提供するのが仕事です。

現在、日本語、英語、中国語で販売しており、
オンライン、オフライン問わず、目に触れる機会を今後も増やし続けていきます。

広告費は売上の10%にも上ります。
その代わり営業利益も10%。
送料などの経費を引いた残りはわずか10%。
それで人件費や家賃などをまかなっています。
人件費の比率は売上の6%ほどです。
いかに広告を重視しているかがお分かりいただけるかと思います。

もしメディアに継続的に取り上げていただける秘策をお持ちの方は
無視していただいて大丈夫ですが、
当店も70回以上取り上げていただきましたが、
継続的に出続けるのは不可能かと思います。
メディアもお客さんが面白いと思う新鮮なネタを探していますので、
何度も何度も同じ店を取り上げたりはしません。

そのメディアですら何で成り立っているかと言えば広告です。
広告費を払うことを嫌がる店より、広告費を払うことに価値を感じてくれる店に
親しみを感じてくれるのではないでしょうか?

継続的に確実に、より多くの人と会話を交わすことのできるツール、
これが広告ですので、職人.comはこれからも広告を出し続けます。
良い選択肢を発見できて良かったとお喜びの声を頂ける限り。



__ 1

お寺を通りかかると素晴らしい名言に出くわすことがありますね。
昼休みにピクニック感覚で弁当を持って公園で食べることがありますが、
よく徳円寺に名言が書かれているのでたまに写真を撮っています。

「人間は一生を通して誰になるものでもない 自分になるのだ」。
このご指摘には大事なことを気付かされました。

誰かを目標にしてはいけないということでは決してないと思います。
真似をするというのは最も大事な学びだと思います。

ただ忘れてはいけないのは、良くも悪くも自分は自分であるということ。
できることとできないことがあります。

自分には自分が得意なことがあるはずです。
それを見ないで、もしくは探す前に、
他の誰かが得意なことをやろうとしても同じ結果はそう出ません。

自分という世界で一つの存在が、
なぜかそれほど苦労せずにできることや、
何度挑戦してもうまくいかないことがあります。

そんなとき、うまくいかないことにいつまでもしがみつくのではなく、
うまくいく方に時間とエネルギーを使ってみるのは良いことだと思います。

どうしてもこれが好きなんだという気持ちも、
先天的なものではなく後天的なものかもしれないからです。
それを好きになるまでには、必ずや何らかのきっかけや巡り合わせがあったはずです。
だとしたら、これまでの人生で同じだけの機会があったとしたら、
全く違うことを運命の仕事と思っていたかもしれません。

自分の得意なことをやり続けていると自然と楽しくなっていきます。
その仕事が好きになっていきます。
そしてそれこそが自分のライフワークだと感じるようになるでしょう。

そのライフワークをやっているうちに、
新しくチャレンジしたいことも出てくるかもしれません。
そのときは異分野であっても精一杯チャレンジする価値があります。
なぜかというと、上記の理由と同じことです。

これは私の経験則から書いています。
私にはどうしても諦められないものがありましたが、
悩んで悩んで、悩んでも先に進まないので(人生にもタイムリミットがあります)、
捨て去るという決断をしてきました。

そして得意なものに集中したのです。
具体的に書くと、商品を創るということができませんでした。
全くアイデアが浮かばないのです。
その代わりに、商品を選ぶことが得意でした。

さらには、ショールームの空間作りは専門ではないのですが、
よくご来店のお客様から褒められて、
和樂という素晴らしい雑誌に2年連続掲載していただきました。

今はオンラインストアの入り口としてのショールームを
国内外に作っていくという新たなライフワークに取り組んでいます。
オンラインストアとショールームの両輪が回り出せば、
どんなに楽しい未来になるかを考えるとワクワクが止まりません。

これを読んでいただいた方にとって何かの参考になれば幸いです。